短くて長かった議会が終わりました。
提案されていた予算議案や条例議案も可決し、9月の議会で継続審議となっていた決算も達増知事が再び委員会の場に出席し多くの議論を重ねた後、賛成多数で認定されました。
その中で、花泉診療センターの運営に係る今後の方策については特だしで付帯意見を付し、その他の件についても来年度予算に反映させるために議会としての意見をつけた形となりました。
議会中には、花泉診療センターの問題に関して百条委員会の設置を模索する動きもありました。百条委員会とは議会に与えられている権限の一つですが、強力な権限がゆえに設置するには議会の議決が必要で、不正や疑惑の真相解明をおこなうことに多く用いられているようです。
結果として百条ではなく調査特別委員会の設置を求める発議案が自由民主クラブをはじめとする会派から提案されましたが、民主党会派と無所属の議員の反対多数で否決されました。
ちなみに県行政全体にかかわった不正経理問題の時も本会議や委員会の審査で深く議論し、百条委員会等の設置をせずとも議会としての結論を見出しました。今回がそれ以上の案件なのか、マンパワーが不足する中で来年度の予算編成や復旧復興へ向けた医療・保健・福祉への対応に力を注いでほしいとの思いをもっています。
また現実問題として、3月に撤退を表明している医療法人との話し合いや病院機能の移行をおこなわなければなりません。時間があるようで時間がないということも理解する必要があります。地域の患者さんや入所者に不安とならない術を講じるには、「この問題の解決なしに先に進めない」ではなく、安心できる環境を整えたうえで医療・福祉の一体型の民間移管を検証することだと思います。
被災地は例年より厳しい冬を迎えています。
被災地の住民の心が暖まるような議論や働きが必要です。
posted by だいすけ at 23:58| 岩手 ☀|
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