ほぼ全国で行われていた必履修科目の未履修問題における調査結果が続々と出てきましたね。
岩手ではさらに調査を進めた結果、県立学校数(本校・分校・特別支援・盛岡市立高校含む)84校中、教育委員会に届け出と異なる教育課程を実施したのが33校、そのうち必履修科目を行ってないのが30校となりました。この他、私立では当初「該当する高校はない」との答弁でしたが、岩手高校・盛岡中央高校・盛大付属・専大北上高校も同様だったようです。
1年生から3年生すべてに該当し、その数7205人。1科目にとどまらず2〜3科目におよぶ生徒もあり、このまま補修を行えば2ケタ〜3ケタの時間数が必要になるので、受験を控え深刻の度合いはさらに増しています。
この状況をどうみるか、照井教育長は本会議場で「初めて知った」と答弁したんですが、もはや通じない状況になってしまったのではないでしょうか。もしそうだとすると、情報が上がっていないんですね。
県庁の教育委員会にいる教師の資格を持った職員は、一様に「知らなかった」と言っているようですが、前任の高校が今回の該当校だとしたら「知らなかった」では済まされないでしょう。また組織のうえからみても、学校は教育委員会に相談しないで進めてきたとは考えられないですね。県庁だって独自の取り組みを行うとき法律等に触れるかどうか国に確認しますし、市町村だって県に確認をするはずです。教育委員会でも「暗黙の了解」として事が進んでいたんでしょう。
現場の先生方の声は「教育指導要領の解釈にはばがある」「受験対策のため」「週5日制で授業時間が確保できなかった」などのようです。”ゆとり教育と正反対の受験競争”が共存している中、文部科学省が”理想と現実”の対応を見誤ったから発生したのでしょう。国は教育の原点に回帰し矛盾を整理・解消しない限り、現場では混乱がつづくことと思います。
まずは、生徒・父兄にしっかりと対応策を伝え影響を最小限にとどめるかが大切になってきますし、卒業生の卒業認定取り消しとならないよう措置していかなければなりません。
今日の天気は、くもり。寒くなりましたよねー。
2006年10月26日
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